冬型塊根植物を育てていると、「実生で増やすってどうなんだろう?」と思うことがあるかもしれません。
特に冬型は発芽方法に少しクセがあり、低温湿潤管理をすると発芽しやすい種類も多い です。
今回は、オトンナ・カカリオイデスの種を入手したので、低温湿潤管理で発芽させた記録 を紹介します。
「冬型塊根の発芽ってこんな感じなんだな」と参考になれば嬉しいです。
冬型塊根植物の種はどこで手に入る?
冬型塊根植物の種は、メルカリなどで個人が採取したものがよく出品されています。
オトンナ以外にも、ペラルゴニウムやチレコドン などの冬型塊根の種が出回ることがあります。
今回は、メルカリでオトンナ・カカリオイデスの種(10粒1200円) を購入しました。
「とれたて」と書かれていたので、新鮮な種なら発芽率も良いかも?と思い選択。


💡ワンポイント
🌱 新鮮な種を選ぶことが発芽率アップのカギ!
メルカリでは発芽率があまり良くない種も出品されているので、販売者に確認しておくと安心 です。
冬型塊根の発芽には「低温湿潤管理」が有効
冬型塊根植物は、低温湿潤管理をすると発芽することが多い です。
すべての冬型に当てはまるわけではありませんが、オトンナにはこの方法が有効。
今回は、実際にやった流れをシンプルに紹介 します。
発芽の流れ|低温湿潤管理のやり方
1. 水に浸ける(前処理)
✔ メネデール&オキシベロンを混ぜた水に半日浸ける
2. 低温湿潤管理(冷蔵庫保管)
✔ クッキングペーパーに挟み、ジップ付き袋に入れて冷蔵庫へ
✔ 約2週間で発芽!


発芽までは、ただ冷蔵庫で管理して待つだけ。
低温+適度な湿度を与えることで、種が発芽のスイッチを入れる仕組みです。
今回冷蔵庫で放置しすぎましたが、こんな状態になっていてもちゃんと成長してくれました。
発芽後の管理|土に植え替え
発芽したら、排水性の良い土 に植え替えます。
✔ 鹿沼土の細粒を表面に敷く(小さな苗がしっかり根付くように)
✔ ピンセットで慎重に植え付け

この段階では、特に難しいことはなく、普通に植えて水をあげるだけ です。
乾かさないように注意しましょう!
その後の成長|3週間後の様子
発芽から3週間後、葉が展開し順調に成長!

葉緑素も出てきて、ぷくぷくしていい感じです。
冬型塊根の実生のポイントまとめ
✅ 低温湿潤管理をすると発芽しやすい種類が多い
✅ 新鮮な種を選ぶことが重要(販売者に確認するのも◎)
✅ 成長の過程をじっくり楽しめるのが実生の魅力
⚠️ 注意点
– 発芽率にばらつきがある(すべての種が発芽するわけではない)
– 発芽後の成長には時間がかかる(すぐに大きくならない)
「冬型塊根を育ててみたい!」と思っている人の参考になれば嬉しいです!
今後も成長の様子をレポートしていきます。